個人情報と永続性

久々にほぼ書き終わった時点で全部消えた.

一般ピープルの個人の記憶や記録ってのは,どの程度まで残るのですかねー?一番親密なのは,きっと親類になるのでしょうが,高々,自分のことをしっているのは曾孫くらいまででしょうね.少なくとも私は,曾爺さん,ばあさんしらないしね.っつーことは,多分,100年くらいだよね,リアルに生きている人が自分の情報を幾ばくかでも持っているのは.これまでは,社会にインパクトのあることをした人の一部分の情報だけが現在生きている人に歴史として記憶されてきたわけですね.でもね,和歌の「詠み人知らず」って結構グッとくるものがありますよね.一般人のリアリティが伝わりますよね.

で,無料のブログやホームページをこの観点から見てみたいなぁと思うわけです.ブログやホームページは,企業が存続する限りデータの永続性が保証されるだろうから,この今書いているブログは200年くらいは持つかもしれません.(正直,200年後にgoogleがあるのかどうかは分かりませんがね.)すると,200年後にトラックバックやコメントが付くかも知れもませんよね.これはなかなかスペクタクルな感じです.すでに私は死んでいるのに,リアルに生きている不特定多数の人に影響を与える可能性があるわけですね.まぁ,つーこって,自分の生きた証の生存期間が延びましたねっつー話です.

でだ,今現在で世界に100億ページくらいあるんでしょうけど,それらが累積した世界ってどんな検索になるんだろうなぁ.一般的に言って,200年前に死んでいる爺さんのブログが検索結果で出てきても,ちょっとうれしくないかもですよね.まぁ,分からんけど.1兆ページとか1京ページとかすぐになりそうだし.

ところで,明日いきなり私が事故ったばあい,このブログは嫁にとって少しでも慰めになるんだろうか?このブログに書いている文章を見て少しでも存在感を得ることができるのだろうか?分からないけど,もしそうならこのブログも書いた価値があるというものですね.逆を考えてみると,嫁が毎日手書きで書いている日記帳は私を癒してくれると思います.その代わり,先へ進まなくなりそうだけど...