面白いほどよくわかる古事記 part1

面白いほどよくわかる古事記 ってのは,題名のとおり日本の神話から天皇家の正当性を記すためにまとめられた書物です.とはいえ,地方豪族の神話も織り交ぜられていて興味深いです.

日本人なのに知らないこととして,日本神話を知りません.まぁ,そもそも日本人てあまり宗教にはどっぷりつかるほうでもないからなのかもしれませんが,やはり,自分の国のルーツを知っておいたほうが良い気がします.というより,29歳になって初めて興味が出てきた分野ですね.なので少しずつ色々と調べられたらと思っているんですが,何冊か呼んだんだけど,学術系の本てのは,解釈論になっていて,いきなり読んでもちっとも分かりません.今回の本は結構簡潔にストーリーがかかれているからちょっと読んでみる気になりました.

神話の中では,天上,中原,地下に分かれていて,天上は神様のいるところ,中原は人間がいる場所(といっても元々何も無かったみたいだけど...),地下は,黄泉の国.個人的には,神様が死ぬと黄泉の国へ行くというところからして結構ショック.日本の神様って基本的に人間味あふれるというかほぼ人間.それと面白いのは,元々何も無いところからいきなり出現する男でも女でもない神様が3柱(神様ってのは,柱で数えるらしいよ.).その後に,男女のペアとしての神様が7ペア.その中のひとつのペアが,イザナキの神(男)とイナナミの神(女)が兎に角色々な神様を生み出していくと.ただ単に交わることで生まれる神様もいれば,顔を洗ったら左目や鼻から出てくる神様もいます.それがそれぞれ,アマテラスとスサノオです.なんだか,普通に女性の神様がおなかを痛めて出てくる神様が重要な位置を占めていないということころに,男尊女卑をちょっと感じますね...

アマテラス(女)は,最終的に天皇家につながる神様ですね.スサノオは,出雲を平定した大国主の神を生み出します(大国主神は,出雲大社で祭られています.).スサノオは,やまたの大蛇退治をした神様ですね.