やっぱりあぶない、投資信託―あなたの「虎の子」の増やし方・使い方

やっぱりあぶない,投資信託

今までの私が持っていた前提を揺さぶる本でした.まぁ,私自身そのような目にあってないから,今後遭わないように気をつけよう.

さて,その知らなかった前提というのは,「あくまで投資信託というのは証券会社が儲かるとか,国が株価を下支えしたいとか,ある大企業が増資を行いたくて無理やり証券会社が売りさばくといった思惑が働く」ということです.証券会社が儲かる例を考えると,兎に角手数料が入ればよいわけです.だから,売り買いを全力で行えば大分うれしいわけですね.もちろん,これは投資信託を買う人にとってはいい迷惑ということになります.さて,事情はさておき,投資信託は結局のところ投資信託を売りさばいているところが確実に儲かるようにできている...とこの本では書いています.

そのほかにも,営業マン自体は売りたくも無いような投資信託をノルマにしたがって売らなければならないと言う事もあるようです.うーん,別にいいけど,そんなことしていたら折角の個人投資家が逃げていきますよね.営業マンの存在意義を自分たちで無くしている気がします.まぁ,でも今はネットでの売買に営業マンは介入してこないので,既に大分要らなくなっているかもですね.少なくとも私は営業マンから電話が掛かってきたら「二度と電話はしないでください」と言いそうです.