フィレンツェ1日目 part6

という具合に,打合せが終わって解放されたのは,午後4時30分くらい.でね.打合せのときに,ウフィッツィ美術館の話になって,週末はやたらと込んで3時間待ちという東京ディズニーランドのスペースマウンテンのような状況になっているらしいという話を聞いて,むちゃくちゃ疲れていたんだけど,とりあえず言ってみました.そしたら,時間が遅かったせいもあるらしく,30分くらいで入れた.ラッキー.とはいえ,閉館までは一時間.会場は広すぎてまともに見てるとすぐ終了してしまう.ということで,がんばってみましたよ.でもね,そんな全力で疲労しているときに見ても正直わからん.なにしろ,私ら夫婦は,「ミロのビーナス」くらいしか知らないし(せっかく行くんだから,勉強しようとしただけで結局何もしなかったしね).でもまぁ,昔のおっさんはスケールのでっかい絵をかくなーと感心しましたよ.えぇ,私の感想はそんなもんですよ.キリスト教が分かってないと,あの頃の作品てわからんよな.

みなさんは知っているでしょうか?イタリアやギリシャはやたらと日が
長いなんかね,日本で言う夕方が午後8時から午後9時なんですよ.だから,美術館でても普通に明るいんだよね.つーこって,まだ明るいのに帰るのはもったいないから,適当にうろうろして夕飯を食べるところでも探しながら歩くかってな感じで歩いていたんだけど,想像以上に疲れていて,倒れる前に帰ろうということになって,そんとき,お昼時に教えてもらった日本人オーナーの店に行くことにしました.とりあえず,カードが使えることを確認してはいろうね.で,大体帰り道の途中みたいなところにあって,思い切り民家ぽっいので,狙っていかないと絶対見過ごします.なんども,確認して,初めてのイタリアにあるレストランへいざ出陣...お出迎えは,イタリア人の女性,日本人オーナーいなかったらどうしよう.と思ったら,奥のほうで談笑していたおじさんが,「おっ,日本人の方ですか」てな感じで話しかけてくれました.そうそれがオーナーだったんですね.日本語が聞けて,私ら夫婦も安心して席に着きました.

そこのオーナは,料理人でもあって,日本で修業した後でイタリアでお店を開いたそうです.とっても気さくな方でお勧めの料理を色々と教えてくれました.特に,特製スープがついているコースが絶対イイ!!というので,正直ちょっと高かったけど,それを頼んでみました.インパクトからいくと,マジで全部うまかった.特に,特製スープははんぱなかった.嫁いわく,「私はつかれきっていて,そんなに食欲無いのに,コース料理なんて食えると思ってなかった」のに,ふつうに完食してました.あんなスープは飲んだことが無いです.なんかこう,体にしみこんでいって,疲れがいやされるという感じなんです.そのお店は,Accadiというお店です.まぁ,もしイタリアで日本人オーナーのお店に行きたければお勧めっす.でも,ちょっと高いです.ちなみに,そのコース料理は,スペアリブやら,団子状のパスタやら,なんとかサラダ(カルパッチョ系)やらがありました.

食べ終わって外を出ると,もう真っ暗になってました.フィレンツェの建物は景観を壊さないために絶対に立て直したりは出来ないらしいです.デフォルトで修復の方向.なんで,街灯もあんまり無くて,暗くて人もあんまりいないしちょっと怖いです.とくに,若い男の集団(つっても3人とかね)とか普通にでかい奴ばかりだから,襲われたらひとたまりも無いよね.

つーこって,ホテルに帰ると風呂に入って,明日のスケジュールの確認をして,持ってきたせんべいをちょっと食べて,寝ました.私は,寝つきがとても悪いほうなんですが,多分,1分以内に寝た気がします.