業務効率性とニート

この前,サッカーの審判取得に行ったときに,その体育センターの食堂にいきました.で,これから書くのはそこの悪口ではないです.最後まで読むと悪口になりません(そういう予定).

えーっと,食堂のシステムは,
1.レジで注文をして,料理に関する札をもらう.
2.その札を注文カウンタに置く.
3.できあがるのを待つ
4.出来るとおばちゃんが,「ラーメンの方」「味噌チャーシューのかた」と大声で叫ぶ.
5.自分の頼んだものが呼ばれたら取りに行く.そのとき,本当に自分が頼んだかどうかは確認されない.

私なんかは,業務というのは効率化して,できるだけ利潤を最大化させるものだと思っていました.上記のようなシステムは,ヒューマンエラーにとっても弱いです.実際,私が見ていた10分くらいでも,行方不明のラーメンがあったみたいだし.チケットを管理するおばちゃんがテンパっていて,料理を作っているおっちゃんに何回も確認したり,現時点での全てのキューにつまれている商品を言ってたりしてました.

そりゃーあんた,正直いってまくいかないよ.

でも,お店の人たちはとても一生懸命やっています.結構大きな食堂なので,若い人が騒いでるし,食堂自体の大きさは,200人が入れるくらいでかいしで.もしも私が店長だったら,根本からシステムを組みなおして,二人は削れるとふと思いました.

ここからが言いたいことなんですが,私は当然効率が良いことを目指しました.でも,非効率性が二人分の雇用を生み出しているのです.経済活動は,そもそも規模がある程度維持できれば良いわけだから,効率的であることを追い求めなければいけないというのは,そもそも違う気がしてきます.もちろん,私がこのようなことを考えるのは,資本家でもなんでもないただの庶民だからでしょう.

企業の持つ責任は,資本家に対してだけではないと思います.もう少し,非効率的でもいいんじゃないだろうか.

以上の話は,完全に国内に閉じた視点しかないので,全然話にならないというのも分かりますが,世界中がそういった方向に少しくらいぶれてもいいんじゃないかなぁと思うわけですね.