ローマ1日目 part1

さて,私らの旅は,次はローマになります.H.I.S.と相談した結果,フィレンツェ〜ローマ間は,列車で移動です.ちなみに添乗員とかは,もちろんいません.この間(ホテルからホテル)の移動だけは,完全に自力でした.ホテルから駅までは結構距離があるので,でっかいバックもって移動はまず無理.そこで,フロントの方に頼んで,タクシーを手配してもらいました.予定より,5分遅れて到着です.車だと5分くらいなものなので,すぐに到着.

イタリアの駅は,日本と全く違います.本を読んで,なんとなく知っていましたが,本読んでいてもあまりの違いに混乱するので,初めての人はかなり余裕を持っていったほうがいいよ.で,どう違うかというと,まず改札がありません.つまり,乗ろうと思えば,いきなり列車に乗れます.但し,社内で切符持ってないことがばれると,かなり高額の罰金になるみたい.じゃあどうするのかっつーと,なんか,ホームのいろんなとこに,公衆電話くらいの大きさの機械があります.そこに切符を入れるんだよね.そうして入らないと,また,高額の罰金らしい.私ら夫婦は,周りの人を観察して,多分その機械だろうというめぼしをつけました.最初に入れた機械は,故障してたらしくて,券を受け付けてくれないものだから少々混乱したけど,まぁ,周りの人を観察していれば,どうにかなります.でもって,イタリアの列車の表示は,よく分からない.表示が分かりにくいんですね.目的地だけ書いてあって,途中でどこに止まるか書いてない.さらに,1時間くらいの遅れは普通.となると,どれに乗ればいいのかは,最後まで不安でしたよ.思い出した,何番ホームに到着するかも書いてないんだった.で,駅員に切符見せて聞いた気がするわ.

まぁ,何はともあれとりあえず乗りました.次の難問は,巨大な旅行かばんの置き場でした.一応,特急列車なので,にもつおきばはありますが,フルオープンかつ監視なしのため,ちょっと置けないっす.ガイドにも,「とられますので,気をつけてださい」というような,解決策がないアドバイス.仕方ないので,座席の上にある荷物置き場に無理やり入れました.ひとつは,自分の座席の上に置けましたが,もうひとつは,反対側の座席の上に置きました.ひとつのバックが25kgぐらいだったので,入れるのも大変だったけど,取り出すのがモット大変でしたよ.正直,わたしは非力だったので,取り出したときに向かい側に座っていた老夫婦の頭の上に荷物を落っことすんではないかと.だから,電車は大体3時間くらいだったんだけど,ほとんど景色もみないで,「どうやったら安全に取り出せるか」っつーことばかり考えてたよ.

とりあえず,老夫婦に安全なところに移ってもらうために,英語で書きました.でも,結果的に英語通じない(多分,ロシア人っぽかったんだよね).こんなときはそうジェスチャー.とりあえず,安全なところに移ってもらっていると,なぜか嫁さんが荷物を取り出してます.どう考えても,それは俺の役目だろう.おーぃ,大丈夫か?と見ていたら,なんか,インド人よろしく,頭の上に乗っかっています.そんで,なんかふらふらしています.私は,どうしていいのか良く分からなかったんだけど,とりあえず,手伝って荷物を床に下ろしました.ちょっとあまりにもあせったので,どうやっておろしたのかも覚えてねーです.ふー,誰も怪我せずにすんだ.よかった.

あとで,「なぜ俺が取り出すのを待てなかったのか」という話になったんだけど,本人も「よくわからん」といってました.