新しい多数決

なんというか,選挙とかSNSとかマーケティングとかに絡んでくると思うのだけど,一人の人に100枚のチケットを渡すとします(投票券ね).で,例えば,「自分の好きな歌手を選ぶ」ことを考えます.どの歌手にどれだけチケットを突っ込むかは自由です.そうすると,分散値を求めることで,今まででは分からないロングテール的な調査ができると思いません?

これまでは,1人1票と割り切ることで,各個人の持つ思いがTop1に集約されてしまうわけです.多数決原理はいかにも正しそうだけど,個人をYesか
Noかで割り切ってしまいます.でも,人間の思考はそんな簡単に割り切れないので,そういうのを統計情報として引き抜けたらいいなぁ...と思うわけです
ね.

何を言っているかというと,同じ投票数をもらったとしても,100人から1チケットもらったのと,1人から100チケットもらったような違いが本当はあるのではないかと思うわけです.分散値を得れば,同じ投票数に対しても,ニッチなのかどうかすぐ分かります.

どうでしょうかね.この新しい多数決は,個人の中でも多数決をとることができるというシステムなんですね.たぶん.

P.S.個人的には,こういうシステムで極端な思想が暴走することを止めれるといいなぁと思う.